阿弥陀岳中央稜にクモイコザクラが咲いているというので、山岳会の仲間と行ってきまし
た。6月の梅雨の季節にやはり雨はつきもので、朝起きたときは雨。でも中止の連絡も
なく集合時刻には全員集まり、予定通り出発。
広河原沢右岸を、二股までははっきりした道を歩く。中央稜取り付きまではマイヅル
ソウやキバナノコマノツメなどが群落をつくり、目を楽しませてくれた。
中央稜は登りはじめからいきなり急登が続き、結局山頂まで同じペースであったが、
足下に咲く花々が時々足を止めさせてくれ、その疲れを癒してくれた。
下部岩壁にはクモイコザクラ、森林限界を超えるとイワウメ、ミヤマシオガマ、イワヒゲ、
ミネズオウなどなどこんなにも花が咲いている山行は記憶にないぐらい。
いつもは雨の日歩きを避けがちですが、花を愛でるにはいいですね。こういう山行も
たまには 良いのかも。
登りだして4時間、やっとのことで山頂着。ガスと風のなか、大休止とする。6月下旬で
そんなに寒くはない。
下りは御小屋尾根を行くが、出始めの30分ぐらいが急登でなんともいやらしい下りで
ある。分岐のところに中央稜危険という看板があるが、御小屋尾根も危険と書いて
いてほしいものだ。
約7時間半の行動時間で、舟山十字路に帰ってきたのは午後2時半ごろであった。
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